使ったあとの洗い方から傷の修理まで サーフィンのソフトボードの手入れ
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ソフトボードは水を吸うと聞くと、使ったあとに何をすればいいのか気になりますよね。傷がついたときに自分で直せるのかも、買ったばかりだと分かりにくいところです。
ソフトボードは、使ったあとに真水で洗い流して拭き、日陰に立てかけて吸った水をできるだけ出してから、直射日光を避けた涼しく乾燥した場所に置きます。私の板はビーチアクセスの 5’4” です。使っていて、ソフトボードの弱い所はほぼ無いと感じています。
この記事では、使うたびにする手入れ(洗う・水を抜く・熱を避ける)と、傷や剥がれを見つけたときの直し方を順に書きます。ハードの板のガラス繊維とレジンの修理には触れず、ソフトボードの話に絞ります。
この記事で分かること
- 使ったあとは真水で流して拭く
- 水を吸ったら日陰に立てかけて水を出す
- 傷は深さでリペア剤を使い分ける
- 熱いお湯と溶剤とドライヤーを使わない
使ったあとは真水で洗って拭く

疲れて海から上がった日は、板の手入れを後回しにしたくなるものです。ただ、板の表面には海の汚れと砂と塩が残っています。
海から家に戻ると、私はまず板とウェットに水道の水をかけて、ざっと流します。そのあと大きいバケツに入れて、まとめてじゃぶじゃぶ洗うようにしています。
真水で流して布で拭く
海から上がったら、真水で板を洗い流して汚れと砂と塩を落とし、清潔な布かタオルで拭き取ります。表面に残った水分も、タオルでふき取っておきます。
熱いお湯と溶剤を使わない
寒い日もシャワーの熱いお湯は避け、溶剤やクリーナーは使わずに常温の真水で流します。寒い時期は、温水シャワーのある所でつい温水を使いたくなります。けれども高温の水は、ボードの表面の劣化を早めてしまいます。
出典:ビーチアクセス 商品ページ Standard 8'0"
水を吸ったら日陰に立てかけて水を抜く
水を吸うと聞いて、吸わせないほうがいいのかと心配する人もいると思います。ソフトボードは素材の性質上、多少水を吸います。これは正常なことで、欠陥ではありません。吸った水は通常、使ったあとに出ていきます。
それでも、表面をスポンジ素材で包んでいる板なので、使ったあとの水抜きは要ります。水分を含んだままにしておくと、水を吸う素材の劣化を早めるからです。
私は使ったあと、風通しがよく日差しのあまり当たらない所に板を立てかけておきます。風で飛ばないようにして立てかけておき、乾いたら倉庫にしまうだけです。
洗ったら日陰に立てかけ、板が吸った水をできるだけ出してから乾かします。家に着いたあとも、日陰の風通しのいい所で乾かします。強い直射日光で乾かすと、板の劣化を早めます。
水を含んだら横向きで乾かす
水を含んでしまったときは、フィンを外し、板を横向きにして水を抜きます。公式のブログでは、そのあと1〜2週間ほど自然乾燥させ、心配なら専門店に相談するよう案内しています。これは毎回の水抜きとは別で、板が水を含んでしまったときの話です。
乾いてからケースに入れる
板バッグやケースに入れるのは、真水で洗って拭き、乾かしてからにします。置いておく場所は、直射日光を避けた涼しく乾燥した所です。
水が出きらないうちに、車の屋根に積んで帰る日もあります。そういう日は、板の上だけを覆う薄手の防水カバーを使うと、水が垂れにくく乾きやすくなります。家に着いたら、カバーを外して板の水を出します。

出典:ビーチアクセス 公式ブログ サーフボードの手入れ完全ガイド
熱と直射日光で板に起きること
注意
板を熱と直射日光にさらさず 車内に長い時間置かない
浜で休むあいだ、板を日なたの砂の上に置いたままにしてしまうことがあります。ソフトボードは熱に弱い板です。
直射日光や高温は、ソフトフォームが剥がれたり変形したりする原因になります。長い時間、高温や直射日光に当て続けた板では、板に気泡が出たり色が抜けたりすることもあります。サーフィンをしていないあいだは、板を直射日光の下に置いたままにしないようにします。車の中にも、長い時間置いたままにしません。
家のどこに板を置くかと、夏の車内でどう気をつけるかは「サーフボードの収納と車への積み方 マンションの置き場から夏の車内まで」にまとめました。
傷の深さでリペア剤を使い分ける
板に傷を見つけたとき、迷うのは自分で直すか店に出すかです。傷を直さないまま海に入ると、そこから中に水分や塩分がしみこみ、板の傷みがひどくなります。
だから傷は、見つけたら小さいうちに直してから海に入るようにします。
私はハードの板をぶつけて割れてしまったときに、ヤスリで削って、紫外線で固まるリペア剤をつけたことがあります。リペア剤は売っていて、見よう見まねでやってみても意外とできるものだと感じました。コストコの板は消耗品と考えていて、修理はしていません。ソフトボードは、それほど傷むものではないと思っています。
傷が表面だけかコアまでか

直すときは、基本的にはソフトボード専用のリペアキットを使います。ソフトボードのリペア剤は、通常、コア素材用と表面のソフト素材用の2剤がセットになっています。この2剤を、傷の度合いによって使い分けます。
結論
表面だけの傷はソフト素材用だけで塞ぎ コア素材までのひびはコア剤のあとにソフト素材用を塗る
傷口を乾かしてから塗る
傷口の塩と砂を真水で流し、しっかり乾かしてから塗ります。傷口から水を吸ったままリペア剤でふさぐと、中に水が残ってしまいます。乾かすときは、ドライヤーなどの熱で急がず、日陰で自然に乾かします。
塗ったあとも、しっかり乾かしてから海に入ると、リペア剤がはがれにくくなります。
板どうしを押し合わせない
私は車に板を積むとき、板と板のあいだにタオルをはさんでいます。押し合うと板がへこむこともあるので、できるだけ自然な状態で置くようにしています。
届いたばかりの板に、若干の凹みのような跡がついていることもあります。梱包や保管、配送の途中で、まれにつく場合がある跡です。届いた板で確かめておくことは「ビーチアクセスで板を買う前に知っておきたいこと 届き方と返品の決まり 公式とAmazonの違い」に書きました。
剥がれや膨らみを見つけたら
板の表面の一部が浮いているのを見つけると、もう使えないのかと不安になりますよね。ソフトボードの剥がれ(剥離)は、表面が膨らんだり浮いたりする形で出てきます。剥がれは、見つけたら早めに店に見てもらうようにします。
浮きや膨らみを見る
表面の一部が浮いたり、膨らんだり、細かい気泡が出たりしていないかを見ます。あわせて、板全体が少し変形していないか、接着した所に隙間や剥がれがないかも見ておきます。
写真を撮って店に相談する
写真を撮り、ソフトボードの修理を受け付けているかを店に確かめてから頼みます。修理の店には、写真と傷の説明を送ると見積もりを出してくれる所があります。ただ、ソフトボードは傷み方によっては修理を断られる場合もあります。公式のブログも、異常を感じたら写真を撮り、早めに相談するよう案内しています。
ワックスを落とすときは力を入れない
注意
ワックスを落とすときも溶剤やクリーナーを使わない
ワックスを塗るタイプのソフトボードは、ほかのサーフボードと同じようにワックスを塗って使います。そもそもワックスを塗るのかどうかについては、「ワックスはソフトボードに要るか 滑ると感じたら確かめることとデッキパッドの貼り方」を読んでみてください。
塗ったワックスを落とすとき、ハードの板と同じように削れば落ちる、と考えたくなるところです。けれどもソフトボードは表面が柔らかく、ワックスを落としにくい作りです。
ワックスコームで剥がそうとすると、表面の色が剥げたり、板が傷ついたりすることがあります。ワックスリムーバーを使うと、表面の素材が溶けてしまうこともあります。ソフトボードはもともと熱に弱く、溶剤やクリーナーも使わない板です。
ハードの板のやり方をそのまま当てはめず、力を入れずに少しずつ落とします。一度で全部きれいにしようとせず、何回かに分けて落としていきます。
長く使うためにふだん気をつけること
大事に使っていても、この板にいつまで乗れるのかが気になってきます。板が長くもつかどうかは、ふだんの扱い方でも変わります。
買い替えを考える目安
公式のブログは、買い替えを考える目安を3つ挙げています。
- デッキやボトムに、ひび割れや色あせ、剥離などが見える
- 板に水が入っている
- 以前のように乗れないと感じる
この3つのどれかに当てはまったら、買い替えを考えます。
ぶつけず陸の上で板に乗らない
強い衝撃を与えないように丁寧に扱い、陸の上に置いて乗る練習はしません。地面に置いた板の上で練習すると、強い圧力でデッキが凹むことがあります。そうなると、板の中の強化材のストリンガーが浮き上がるおそれがあります。
屋根のキャリアに板を固定するとき、ストラップをきつく締めすぎると跡が残る可能性があります。屋根に積むときのストラップの締め方は、「サーフボードの収納と車への積み方 マンションの置き場から夏の車内まで」で書いています。
海から戻ったあとの板は、私は毎回きれいに洗い、乾燥させています。私は物を結構大事に扱うほうです。私の板は、そんなにガシガシ乗り込んでいる板ではありません。いまのところ、へたりも剥がれも無いと思います。
いつか次の1本を探すときは、ビーチアクセスのソフトボードも候補になると思います。下のリンクからビーチアクセスの公式サイトの一覧が開き、ソフトボードを長さと浮力と色ごとに見比べられます。
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よくある質問
Q1.ソフトボードのデッキパッドが剥がれたらどうしますか
A.パッドが剥がれたときは、強力な防水接着剤で貼り直します。ソフトボードは一般に、ハードボードと比べるとデッキパッドが剥がれやすい板です。デッキパッドを貼るかどうかと貼り方は、「ワックスはソフトボードに要るか 滑ると感じたら確かめることとデッキパッドの貼り方」にまとめました。
Q2.濡れたままケースに入れてもいいですか
A.濡れたままケースに入れて置いておくと、カビやにおいの原因になります。しまう前に、フィンボックスの水気もふき取っておきます。板を家のどこにしまうかは、「サーフボードの収納と車への積み方 マンションの置き場から夏の車内まで」を見てみてください。
Q3.中古でへこみのある板は直して使えますか
A.へこみに傷があれば、表面だけの傷か、コア素材までひび割れているかで使うリペア剤が変わります。へこみのある中古を買うか迷っているなら、「中古のサーフボードをブックオフやハードオフで買う前に 合う長さと浮力と板の状態の見方」も役に立つと思います。
洗って乾かす習慣で板を長く使う
手入れでいちばん大事なのは、使ったあとに洗うこと、水を出すこと、乾かすことの3つだと思います。特別な道具をそろえる前に、この3つを毎回続けるほうが、板を傷めにくくなると思います。
ソフトボードがどんな所で傷みやすいかは、「デメリットを知って選ぶソフトボード 恥ずかしくないかと上達できるかにも答える」に書きました。いま乗っている板と比べながら次の候補を探すときは、「ソフトボードの選び方 サーフィンの最初の1本は長さと浮力で決める」と「ビーチアクセスのソフトボード シリーズの違いと長さの選び方 8.0と7.0と6.4は誰向けか」を開いてみてください。
ビーチアクセスのソフトボードのシリーズと長さ
ビーチアクセス
| m-soft | 型で成形したシンプルな作りで軽い。4万〜5万円台 |
|---|---|
| Standard | 芯の素材をやわらかいフォームで包んだ作り。6万〜8万円台 |
| HS | 上の面がやわらかく裏の面が硬い作り。7万〜9万円台 |
| 初心者の1本めの長さ | 基本的には 8'0" 66L(小柄な人や、持ち運びと収納のしやすさを重視する人は 7'2" 56L も) |
値段(税込)と長さの目安は、私が見たときの公式の案内です。変わることがあるので、買う前に公式サイトで確かめてください。


