ワックスはソフトボードに要るか 滑ると感じたら確かめることとデッキパッドの貼り方
この記事には広告(PR)を含みます。
ソフトボードはワックスが要らないと聞いて買ったのに、乗ってみると足が滑る気がする。そんなとき、ワックスを塗ったほうがいいのか迷いますよね。
ソフトボードにワックスが要るかは、板の表面がワックスフリーかどうかで違います。ソフトサーフボードやスポンジボードと呼ばれる板にも、ワックスを塗って使う物と、塗らずに使う物があります。ワックスフリーは、表面に滑り止めの加工をして、ワックスなしで乗れるようにした板の作りです。ビーチアクセスの板は、いまの一覧を見るとすべてワックスフリーで、ワックスを塗らずに使える作りです。ただ公式は、すべての状況で完全に滑らないとは保証していません。
この記事で分かること
- ワックスが要るかは板の表面の作りで違う
- 滑ると感じたら海水と日焼け止めと使い始めかを確かめる
- 公式はワックスフリーの板にデッキパッドを勧めていない
- ワックスを塗る板はベースコートの上に水温に合うトップコートを塗る
ソフトボードにワックスは要るか

ワックスは、足や体が滑らないように、板の表側に塗る滑り止めです。
ソフトボードの場合は、板の表面がどう作られているかを先に見ると迷いません。自分の板がワックスを塗る作りかどうかが分かれば、塗るか塗らないかで悩まずに済みます。
ワックスフリーは塗らずに使える
ビーチアクセスのワックスフリーの板は、足を置く表の面にグリップ加工をしてあります。表面には細かな凹凸があり、ワックスなしでもグリップするように作られています。
ワックスフリーの板は塗らずに使える作りですが、公式も、すべての状況で完全に滑らないとは保証していません。これから板を選ぶ人は、「ソフトボードの選び方 サーフィンの最初の1本は長さと浮力で決める」に書いた長さや浮力の選び方と一緒に、表面の作りも見ておくと安心です。
塗って使うソフトボードもある
ソフトボードなら全部ワックスが要らない、というわけではありません。キャッチサーフの板や、アクセルレーターの IXPE の板のように、ワックスを塗って使うソフトボードもあります。
ハードの板も、ワックスを塗って使います。ワックスを塗る板の塗り方は、この記事の後半にまとめました。
結論
ワックスが要るかは板の表面の作りで違い ワックスを塗って使うソフトボードもある

ワックスフリーの表面の作り
同じワックスフリーでも、表面の素材によって足の止まり方や肌への当たり方が違います。自分の板がどちらの素材かを知っておくと、滑る気がしたときや肌が擦れたときに、理由の見当がつきます。
表面の素材は主に2種類
ビーチアクセスのワックスフリーの板には、表面の素材が主に2種類あります。ふつうのワックスフリーの板に使っているのが IXPE で、表面に細かな凹凸があります。もう一つが Extra Grip という型に使っている EVA で、IXPE よりグリップが強い素材です。
公式の一覧にも、色の名前に Extra Grip と付いた板が並んでいます。
EVA は肌が擦れることがある
EVA はグリップが強いぶん、肌との摩擦も大きくなります。
より強いグリップ感がほしい人に、公式は EVA の板をおすすめしています。夏に裸や薄いラッシュガードだけで長く乗ると、お腹や膝などが擦れて痛くなる場合があります。そのため公式は、ウェットスーツや厚手のラッシュガードを着ることをすすめています。
裸に近い格好で長く乗りたい人は、EVA の板だと擦れが気になりやすいと思います。
ビーチアクセスのワックスフリーの表面には、主に IXPE と Extra Grip(EVA)の2種類の素材があり、EVA の方がグリップが強いぶん、肌との摩擦も大きくなります。
出典:ビーチアクセス 商品ページ Standard 8'0"
どちらの表面の板があるかは、ビーチアクセスの一覧で見比べられます。下の文字のリンクを押すとビーチアクセスの公式サイトが開き、ワックスフリーのソフトボードの一覧が見られます。Extra Grip の板も、同じ一覧に並んでいます。
【PR】
滑ると感じたときに確かめること
ワックスフリーの板に乗ってみて、足が滑る気がする。そう感じると、ワックスを塗るかデッキパッドを貼るかを考えたくなりますよね。
私のビーチアクセスの板もワックスの要らない表面で、乗ると滑る感じが強くありました。それでも、ワックスを塗ると取れなくなると思って、塗りませんでした。私の場合は、足をしっかりついて体重をかけるようにしたら、比較的滑りにくくなりました。それで、そのまま使っていました。最初は抵抗がありましたが、慣れればなんとかなると感じています。ただ、私の板は古い型で、いまの板が同じかどうかまでは分かりません。
グリップの強さをどれくらいほしいかは、人によって違います。そのため、ワックスフリーの板でも、人によって滑りやすく感じる場合があります。ワックスやデッキパッドを足す前に、板の使い方のほうを見直すと、滑る理由の見当がつくことがあります。
使う前に表面を海水で濡らす
公式の案内では、使う前に表の面を海水で濡らし、最初は滑り具合を確かめながら使うよう書かれています。乾いたまま乗り始めず、先に表面を濡らしておくのが、公式の案内どおりの使い方です。
滑り具合は日焼け止めでも変わる
グリップ感は、海水・日焼け止め・腕前・ウェットスーツの素材・波の様子・使った回数などで、人によって違います。特に、初めて使うときや、日焼け止めを多く塗っているときは、滑りやすく感じることがあります。

表面は使ううちになじむ傾向
テイクオフは、波をつかまえて板の上に立ち上がる動きのことです。IXPE の表面は、使い始めたばかりのころは、まだなじんでいないため、少し滑りやすく感じる場合があります。何度か使ううちに表面がこなれ、足や体となじんで、グリップ感が増してくる傾向があります。
使い始めて数回のうちは、波待ちやテイクオフのときに滑り具合を確かめながら使います。
滑ること以外に気をつけたい点は、「デメリットを知って選ぶソフトボード 恥ずかしくないかと上達できるかにも答える」でソフトボードの弱い所として並べました。
ワックスフリーの板で滑ると感じたら、ワックスやデッキパッドを足す前に、使う前に海水で濡らしたか・日焼け止めを多く塗っていないか・使い始めではないかを確かめてみてください。
デッキパッドは要るか
足が滑るなら、デッキパッドを貼ればいいのでは、と思う人もいますよね。私も貼ろうか迷いましたが、見た目も悪くなると思って、貼らずにいまも使っています。デッキパッドは、滑り止めのほかに、足を置く位置の目安にもなります。ただ、どの板にも合うわけではないので、自分の板の表面から確かめます。
ワックスフリーだと剥がれやすい
ソフトボードにも、ワックスシートやデッキパッドを貼ること自体はできます。ただ、ワックスフリーの板は表面に凸凹の加工があるので、貼っても剥がれやすくなります。
ワックスフリーではないソフトボードでも、ハードの板に比べると一般的に剥がれやすくなります。そのため、貼るなら粘着力の強い物を選びます。
貼ったパッドが剥がれてきたときのことは、「使ったあとの洗い方から傷の修理まで サーフィンのソフトボードの手入れ」で書いています。
ショートのテールに貼るのが一般的
デッキパッドをよく見かけるのは、ショートボードの後ろ足を置くテールのあたりです。ロングボードは、基本的にはパッドを貼らず、全体にワックスを塗ります。
これはあくまで一般的な使い方で、好みでいろいろ試してみてもいい、とする解説もあります。
仮に置いて位置を決めて貼る
ここからは、ワックスフリーではない板にデッキパッドを貼るときの手順です。
注意
ソフトボードに溶剤やクリーナーを使わない
貼る所にワックスや汚れが残っていると、パッドがしっかりくっつきません。濡れたまま貼るのも避けたいところです。
ワックスの落とし方は、「使ったあとの洗い方から傷の修理まで サーフィンのソフトボードの手入れ」で確かめてから進めます。
位置を決めるときは、台紙を付けたまま板に置き、板の中心の線を目安に左右をそろえて印を付けます。テールに貼るパッドは、後ろ足の位置に合わせます。台紙は一度に全部はがさず、少しずつはがしながら押さえていきます。
貼る所のワックスと汚れを落として乾かしたら、台紙を付けたまま仮に置いて位置を決め、台紙を少しずつはがして押さえます。
デッキパッドは足が滑らないように板に貼るパッドで、ソフトボードにも貼れます。ただ、ワックスフリーの板は表面の凸凹で剥がれやすいので、公式はおすすめしていません。
ワックスを塗る板の塗り方
ハードの板や、ワックスを塗って使うソフトボードに乗る人は、塗り方で迷うことがあります。ワックスは、力を入れて塗りすぎたり、水温に合わない物を選んだりすると、滑り止めの働きが弱くなることがあります。
私は、ハードの板とコストコの板にワックスを塗っています。足がつく所や手がつく所を考えて、網の目のように全体にかなり塗ります。コストコの板は塗る面が広く、しっかり塗っています。どちらの板も、面倒ですが、海に入るたびに塗り直すことがほとんどです。塗るのをさぼると、テイクオフしてもすぐ転んでしまうと感じます。
塗る手順を知っておくと、海に着いてから慌てずに準備ができます。
ベースの上にトップコートを塗る
ワックスは、下地のベースコートと、その上に塗るトップコートの2層で仕上げます。
ベースコートは、ワックスの角を使って斜めの線を引き、格子の形になるように重ねます。その線の上を円を描くように塗っていくと、表面に小さな粒ができてきます。力を入れすぎると粒がつぶれるので、程よい力で塗ります。
ベースコートは、新しい板やワックスを落とした板に、下地として1度塗るのが基本です。トップコートは、海に入るたびに、入る前に上から優しくなでるように塗ります。
ワックスは熱に弱いので、夏は日陰か涼しい所で塗ります。

トップコートは水温で選ぶ
トップコートは、水温に合わせて種類が分かれています。コールド・クール・ウォーム・トロピカルのように、水の冷たさに合わせた名前が付いています。
行く海の水温に合わない物を塗ると、滑り止めが十分に効かないことがあります。私も、夏の暑いときは溶けにくい物、冬は低い温度でも塗れる物と、季節でトップコートの種類を変えています。
なお公式は、商品ページの注意書きで、ワックス不要のタイプでない板はほかのサーフボードと同じようにワックスを塗り、ベースコートは要らないとしています。
キャッチサーフの板は薄く塗る
キャッチサーフの板は、ワックスを塗って使うソフトボードです。キャッチサーフは、ワックスは薄くでよいので満遍なく塗り、向きを変えるときにつかみそうな所は板のふちのレールまで塗る、としています。キャッチサーフの板なら、一度塗れば表面の小さな凹凸にワックスが入り込むので、ハードの板のように毎回塗る必要はなく、数回に一回くらいで問題ありません。
キャッチサーフとビーチアクセスの板の作りの違いは、「アクセルレーターやキャッチサーフなどソフトボードのメーカーを比較 作りと長さと値段の違い」で並べています。
ワックスを塗る板は、下地のベースコートで粒を作り、その上に水温に合うトップコートを海に入る前に塗ります。
よくある質問
Q1.使ううちに表面に擦れや跡が出ても大丈夫ですか
A.ワックスフリーの表面は、使ううちに擦れや使用跡が出る場合があります。これは素材の特性によるもので、ふつうに使っている範囲なら、性能の上では問題はありません。
Q2.ワックスはボードのどこまで塗りますか
A.ワックスを塗る範囲は、足と体が乗る所です。ロングボードはノーズからテールまで広く塗り、ショートボードやミッドレングスは手を置く所と足を置く所に塗ります。板の上を歩いて乗るロングボードは、ほとんど全面に塗ることになります。
Q3.ワックスを落とすにはどうしますか
A.ソフトボードは熱に弱く、直射日光や高い温度は、表面のフォームの剥離や変形の原因になります。板には溶剤やクリーナーを使わないよう公式が案内しているので、落とし方は「使ったあとの洗い方から傷の修理まで サーフィンのソフトボードの手入れ」の手順で確かめてください。私は、ワックスをはがす道具のような物は買いませんでした。
滑ると感じたら表面の作りから確かめる
ワックスを塗るかどうかは、自分の板の表面がどう作られているかが分かると、迷わずに決められます。ワックスフリーの板なのか、ワックスを塗って使う板なのかで、次にすることが変わるからです。
ワックスフリーの板で足が滑る気がしても、それは表面がなじむまでの間のこともあります。何度か乗るうちに、自分の板のグリップ感がつかめてくると思います。
長さと浮力から板を選び直したいときは「ソフトボードの選び方 サーフィンの最初の1本は長さと浮力で決める」を、板の手入れは「使ったあとの洗い方から傷の修理まで サーフィンのソフトボードの手入れ」を見てみてください。ビーチアクセスの板をこれから選ぶ人は、「ビーチアクセスのソフトボード シリーズの違いと長さの選び方 8.0と7.0と6.4は誰向けか」でシリーズごとの長さを見比べられます。
ビーチアクセスのソフトボードのシリーズと長さ
ビーチアクセス
| m-soft | 型で成形したシンプルな作りで軽い。4万〜5万円台 |
|---|---|
| Standard | 芯の素材をやわらかいフォームで包んだ作り。6万〜8万円台 |
| HS | 上の面がやわらかく裏の面が硬い作り。7万〜9万円台 |
| 初心者の1本めの長さ | 基本的には 8'0" 66L(小柄な人や、持ち運びと収納のしやすさを重視する人は 7'2" 56L も) |
値段(税込)と長さの目安は、私が見たときの公式の案内です。変わることがあるので、買う前に公式サイトで確かめてください。


