ソフトとハードで迷うサーフィン初心者のボード選び 作りと扱いと値段で比べる
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上手い人の多くが硬い板に乗っているのを見ると、最初からソフトでいいのか迷いますよね。ハードとソフトは、上手い人向けか初心者向けかで分かれる板ではなく、作りが違う板です。テイクオフの練習を重ねたい1本めなら、多くの場合はソフトボードの長い板が向いています。テイクオフは、波に乗った板の上で立ち上がる動きです。
ここでは、まず作りと浮力とワックスの違いを書きます。そのあと、重さ、ぶつかったときの衝撃、値段と手入れを比べ、ハードに替える時期と次の1本の話をします。
この記事で分かること
- 2つは上手さでなく作りが違う
- 1本めは多くの場合ソフトの長い板
- ソフトの重さは長さとシリーズで変わる
- ハードはテイクオフが安定して物足りなくなってから
ハードとソフトは何が違うか

表面の硬さと作りが違う
店に並んだ板を見ても、どれも同じサーフボードに見えて違いが分かりにくいですよね。2つの違いを先に知っておくと、浮力や値段や手入れの差がどこから来るのかも分かります。
サーフスクールでは柔らかい板が使われることが多く、最初に乗った板がソフトボードだったという人もいます。ハードとソフトは、上手い人の板と初心者の板という分け方ではありません。どちらが上かではなく、何を優先するかで選ぶ板です。
ハードは発泡の芯を樹脂で固めた硬い板で、ソフトは表面を柔らかいフォームで包んだ板です。
出典:Surf life
ソフトは浮力の大きい板が多い
波に乗る前に、まず板に腹ばいになって沖や波の来る所まで進まなければなりません。腹ばいのまま手で水をかいて進む動きを、パドルと呼びます。浮力の大きい板はパドルが楽で、波にも乗りやすくなります。
私は最初のハードのショートから、ビーチアクセスの 5’4” のミニシモンズに乗り換えました。そのとき、とにかくよく浮くと感じました。前のショートは、波を待つあいだ板の上にいると、板が全部水の中に沈んでいました。ビーチアクセスの板は先が少し水面から出ていて、浮き方が明らかに違いました。
そのぶん、パドルで波を取りにいくときのスピードの出方も全然違いました。波にたくさん乗りたい人には、浮力の大きいソフトボードを本当におすすめしたいと私は感じています。ただ、浮き方が強いぶん、波に乗ったあとは板が跳ねるような感じがあり、慣れるまでは少し大変でした。そこを越えると、乗りやすい板でした。とはいえ私の 5’4” は、初心者の1本めには短い遊びの板です。1本めの長さは次の節で書きます。
ソフトボードは浮力の大きい作りのものが多く、スクールでもテイクオフの練習に使われています。
ワックスを塗るかどうかが違う
板の上で足が滑ると、立ち上がる前に海に落ちてしまいます。ワックスは、板の表面に塗って足を滑りにくくする滑り止めです。ワックスフリーとは、デッキ面に滑り止めの加工がしてあり、ワックスを塗らなくても乗れる作りのことです。
ワックスフリーの加工でも、すべての状況で滑らないとまでは言えません。ハードは硬い表面に滑り止めのワックスを塗って乗り、ビーチアクセスのソフトボードはワックスを塗らずに乗れます。

最初の1本はソフトかハードか
立つ練習ならソフトの長い板
最初から硬い板にしておけば、あとで買い直さずに済むと考える人もいますよね。1本めは、上手い人が乗っていそうな板より、長さと浮力があってテイクオフを何度も試せる板が合います。長さと浮力のある板は波の力を受けやすく、テイクオフが安定するからです。
私の最初の板は、ハードのショートでした。当時は大人が乗るソフトボードがほとんど無く、選ぶ板の中に入っていなかったからです。いまは、1本めにソフトの長い板も選べます。
結論
テイクオフの練習を重ねたい1本めは 多くの場合ソフトの長い板が向いている
長さで迷う人に向けて、ビーチアクセスが基本の1本に挙げているのは 8’0”(約243cm)66L です。自分の体に合う長さと浮力は、「ソフトボードの選び方 サーフィンの最初の1本は長さと浮力で決める」を読むと数字で絞り込めます。ビーチアクセスの板から1本を選ぶときは、「ビーチアクセスのソフトボード シリーズの違いと長さの選び方 8.0と7.0と6.4は誰向けか」で長さとシリーズの組み合わせを考えてみてください。
ハードで始めるなら長い板
それでも、最初からハードの板に乗りたい人もいますよね。ゆくゆくショートに乗りたい人も、はじめは長い板やミッドレングスで練習してから移るのが理想的とされています。ミッドレングスは、ショートより長くロングより短い板です。
ハードで始めたい人は、短い板より長さと浮力のある板を選びます。そのほうが、テイクオフの練習を続けやすくなります。
1本めをソフトの長い板にするなら、長さごとの浮力を見比べておくと選びやすくなります。下のボタンを押すと、ビーチアクセスの公式サイトが開き、ソフトボードの長さごとの浮力が見られます。ビーチアクセスには、実物を見られる店がありません。そのかわり、長さで迷ったら、買う前にビーチアクセスに相談できます。
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ソフトの重さは長さとシリーズで違う
同じ8’0”でも重さが違う
ソフトボードは重いと聞いて、家から海まで運べるか心配になりますよね。同じソフトでも、シリーズごとに作りが違うので重さが違い、長さによっても重さが変わります。
同じ 8’0” のソフトボードでも、m-soft 85L は約5.0kg、Standard 66L は約6.2kg、73L は約8kg と違います。m-soft の 6’0” なら約3.2kg なので、軽い板と重い板では2倍以上の差があります。どの重さも参考値で、個体差があります。
ソフトだから重いとひとまとめにせず、板ごとの重さを見て選ぶとよいと思います。重い板を車で運ぶ人や、家に置く場所が気になる人は「サーフボードの収納と車への積み方 マンションの置き場から夏の車内まで」も見てください。
ぶつかったときの衝撃の差
初めて海に入るときは、板が自分の体やまわりの人に当たらないか気になりますよね。ぶつかったときの感じ方は、板の表面の硬さで変わります。
ハードは硬いぶん、ぶつかったときにけがのおそれがあります。ソフトは表面が柔らかいので、ぶつかったときの衝撃がやわらぎやすい板です。
衝撃がやわらぎやすいといっても、ソフトなら板が当たらなくなるわけではないので、板を体から離さないことが大事です。リーシュは、板と足首をつないで、板が離れて流されないようにするひもです。リーシュの選び方と付け方は、「リーシュコードの長さの目安はサーフィンの板と同じか1フィート長い物まで 膝用と足首用の選び方」で紹介しています。
注意
リーシュを付けて入り 人の多い所を避けて練習する
値段と手入れで比べる
ソフトの値段はシリーズで違う
1本めの板に、いくらくらいかかるのか気になりますよね。ビーチアクセスのソフトボードは、シリーズごとに作りが違うので、値段も変わります。
私が見たときの値段は税込で、手軽な m-soft で4万〜5万円台でした。続けて乗りたい人向けの Standard は6万〜8万円台、HS は7万〜9万円台です。どのシリーズが自分に合うかは、「ビーチアクセスのソフトボード シリーズの違いと長さの選び方 8.0と7.0と6.4は誰向けか」で値段と一緒に確かめられます。
ハードはワックスを塗って使う
ハードの板を選ぶなら、買ったあとの手入れの手間も知っておきたいですよね。ハードのうち芯が PU の板は強度が弱く、足を置く所などにへこみができやすいとされています。
また、ハードは滑り止めのワックスを塗り直しながら使います。ワックスの塗り方と、ソフトにワックスが要るかどうかは「ワックスはソフトボードに要るか 滑ると感じたら確かめることとデッキパッドの貼り方」に書いています。
ソフトは熱と直射日光を避ける
ソフトはワックスが要らないぶん、手入れが楽そうに見えますよね。ただ、ソフトボードは熱と直射日光に弱いので、車の中や日なたに置きっぱなしにしないようにします。使ったあとの洗い方と直し方は「使ったあとの洗い方から傷の修理まで サーフィンのソフトボードの手入れ」に、ソフトの弱い所は「デメリットを知って選ぶソフトボード 恥ずかしくないかと上達できるかにも答える」にまとめました。
いつハードに替えればいいか

安定して物足りなくなったら
ソフトに乗り続けていると、上達が遅くならないか心配になる人もいますよね。替える時期は、乗った日数より、いまの板でやりたい動きがしにくいと感じるかどうかで見ると分かりやすくなります。
結論
テイクオフが安定してできるようになり いまの板で物足りないと感じたらハードを考える
ソフトのままでは上達しないのでは、と気になる人もいるかもしれません。ビーチアクセスの公式サイトでは、続けて上達したい人には Standard シリーズを勧めていて、HS などのソフトボードで腕を磨いてからハードに移る方が自然だとしています。HS は、デッキ面がソフトでボトム面がハードの板です。ソフトのまま練習を重ねる時間も、ハードに移る前の準備になるということです。
Standard と HS の違いは「ビーチアクセスのソフトボード シリーズの違いと長さの選び方 8.0と7.0と6.4は誰向けか」で、ソフトでも上達できるかは「デメリットを知って選ぶソフトボード 恥ずかしくないかと上達できるかにも答える」で読めます。
出典:サーフベースクリスティ
替えたあともソフトは使える
ハードを買ったら、ソフトの板は使わなくなるのでは、と思いますよね。私もいまハードに乗る日はありますが、選ぶのはミッドレングスくらいの長さの板です。ハードのショートには、もうほとんど乗っていません。年を取って少し体重が増えたのもありますし、技を決めるより、ゆっくり波に乗りたいからです。パドルを頑張り続けるのも疲れます。
それで、いまいちばんよく乗るのはコストコのロングボードです。浮力が強く安定しているので、波をたくさん取れます。
ソフトボードは、ハードに替えたあとも小さい波の日の板として残して使えます。急いでハードに替える必要はありません。
ハードに替えるまでの1本をソフトから選ぶなら、長さ別に並んだ板を一度見ておくと選びやすくなります。下のボタンを押すと、ビーチアクセスの公式サイトが開き、長さごとのソフトボードが見られます。
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次の1本にハードを選ぶとき
ソフトで立てるようになると、次はどんな板に乗ろうかと考え始めますよね。nanazero は、ビーチアクセスと同じ会社のハードボードのブランドです。私が見たとき、nanazero のハードボードは 79,800円からでした(税込)。
もっと速く鋭く板を動かす技を覚えたくなった人は、ソフトの長い板では物足りないことがあります。
下の文字のリンクを押すと、nanazero の公式サイトが開き、ショートからロングまでのハードボードが見られます。
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よくある質問
Q1.中古のハードボードで始めてもいいですか
A.中古でもハードで始めるなら、短い板より長さと浮力のある板を選びます。中古の板を選ぶときに見る所は、「中古のサーフボードをブックオフやハードオフで買う前に 合う長さと浮力と板の状態の見方」にまとめました。
Q2.ソフトボードにワックスを塗ってもいいですか
A.ビーチアクセスのソフトボードは、ワックスを塗らずに乗れる作りです。それでも足が滑ると感じたときの手は、「ワックスはソフトボードに要るか 滑ると感じたら確かめることとデッキパッドの貼り方」に書いています。
Q3.テイクオフできないのは板のせいですか
A.長さと浮力のある板の方がテイクオフは安定しやすいので、立てない理由が板の短さにあることもあります。板のほかに立てない理由と、その直し方は「足が出ないときのテイクオフの直し方 足の運びと目線とタイミングと板を見直す」で読めます。
Q4.ショートボードから始めてもいいですか
A.ショートに乗りたい気持ちがあっても、先に長い板で練習しておくと、あとでショートに移りやすくなります。ロングとミッドレングスとショートがそれぞれどんな板かは、「初心者はショートボードから始めていいか ロングとミッドレングスとファンの違い」で読めます。
ソフトで立ててからハードを考える
ハードとソフトのどちらにするかは、上手いかどうかより、いま何を優先したいかで変わります。立つ練習を重ねたい1本めはソフトの長い板にして、波に乗る回数を増やしてみてください。ソフトで立てるようになってから、次の1本としてハードを考えても遅くはありません。
ビーチアクセスのソフトボードのシリーズと長さ
ビーチアクセス
| m-soft | 型で成形したシンプルな作りで軽い。4万〜5万円台 |
|---|---|
| Standard | 芯の素材をやわらかいフォームで包んだ作り。6万〜8万円台 |
| HS | 上の面がやわらかく裏の面が硬い作り。7万〜9万円台 |
| 初心者の1本めの長さ | 基本的には 8'0" 66L(小柄な人や、持ち運びと収納のしやすさを重視する人は 7'2" 56L も) |
値段(税込)と長さの目安は、私が見たときの公式の案内です。変わることがあるので、買う前に公式サイトで確かめてください。


